ブレイクアウトルームを活用して、理解を深めよう!
オンラインセミナーでは、参加者同士が意見を交換することで、理解が深まり、学びの定着が進みます。 そのために役立つのが、ブレイクアウトルーム(小グループでのディスカッション機能) です。ここでは、ブレイクアウトルームを効果的に活用するポイントをご紹介します!
ブレイクアウトルームとは?

ブレイクアウトルームとは、Zoomミーティング内で参加者を少人数のグループに分けて話し合える機能です。
例えば、ホストが「これから14時30分までチームごとにアイデアを出し合ってください」と指示を出すと、参加者は指定された人数や割り当てでグループに分かれ、それぞれのルームでディスカッションができるようになります。
この機能を使えば、グループワークや個別の話し合いが必要な場面で効果的に活用できます。 最大で50個のグループ まで作成可能です。
ブレイクアウトルームの特徴
✅ グループごとに独立した空間
ブレイクアウトルームでは、他のグループの会話やチャット内容は見えません。
そのため、安心してディスカッションに集中できます。
✅ 映像・音声・チャット・画面共有もOK!
ルーム内では、通常のZoomミーティングと同じように映像や音声の共有が可能。
さらに、チャットや画面共有 を使って、意見をまとめたり資料を共有したりできます。
✅ ホストは自由にルームを行き来できる
ホストは、各ルームを自由に行き来して様子を確認したり、全体にメッセージを送ったりすること も可能。 必要に応じてフォローしながら進行をサポートできます。
ブレイクアウトルームを活用すれば、オンラインでもスムーズにグループワークやディスカッションを進められます!
具体的な指示を出して、活発な議論を促す
「グループに分かれて話し合ってください」とだけ伝えると、何を話せばいいのか分からず、議論が進まないことも。スムーズに意見交換ができるように、具体的な指示を出すことが大切です。
💡指示の例
・「○○について5分間話し合い、最後に1人が発表してください」
・「各自の考えを1分ずつ話した後、グループで意見をまとめましょう」
・「Aさんは進行役、Bさんは意見をまとめる係、Cさんは発表者になってください」
役割を明確にすることで、全員が積極的に参加しやすくなります!
時間は短め(5〜10分)に設定し、集中力をキープ!
ディスカッションの時間が長すぎると、集中力が途切れたり、話が脱線したりすることも。5〜10分程度の短めの時間を設定し、効率よく話し合うのがポイントです。
💡例えば…
・「今から7分間、グループで話し合いましょう!」 とスタートの合図を出す
・「残り2分になったらアナウンスしますので、発表の準備をしてください」 と事前に伝えておく
時間を意識することで、無駄のないディスカッションができます!
進行役が巡回し、議論をフォロー!

ブレイクアウトルームでは、話しづらいグループや議論が停滞してしまうグループも出てくる ことがあります。そこで、進行役が各グループを巡回し、必要に応じてフォローを行うことが大切です。
💡進行役のサポート例
・「どんな意見が出ていますか?」 と質問し、会話を引き出す
・沈黙しているグループには「まずは簡単に意見を出してみましょう!」 と促す
・議論が盛り上がりすぎている場合は、「そろそろまとめに入りましょう!」 と声をかける
適切なフォローがあると、どのグループもスムーズに話し合いが進みます!
個別対応で学びを深める
ブレイクアウトルーム機能を利用することで、オンラインセミナー中に個別相談を行うことができます。ブレイクアウトルームでは、他のグループの会話やチャット内容は見えないため、安心して質問やディスカッションに集中できます!
💡例えば…
・「もっと詳しく聞きたい方は、個別に対応いたしますので「個別希望」とチャットに記載してください」
・「運営側でサポーターを用意しましたので、実際に〇〇を作成してみましょう!」
なかなか人前だと聞きにくいことや、もっと詳しく聞きたい!などパーソナライズしたフォローをその場でできるため、参加者の意欲を刺激しやすい。
まとめ
ブレイクアウトルームを効果的に活用することで、参加者同士の交流が深まり、より実践的な学びを得ることができます。また、個別対応もその場で行うことができるので、参加者との信頼関係を築きやすく、セミナー後のコミュニケーションもスムーズになります!