参加者の本音を引き出す質問設計の仕方

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参加者の本音を引き出すアンケート設計のコツ
セミナー参加者から的確なフィードバックを得るためには、「セミナーは良かったですか?」といった曖昧な質問だけでは、表面的な回答しか得られません。 逆に、参加者が答えやすい工夫をすれば、運営側にとって本当に役立つ参加者の本音を収集できるようになります。

ここでは「具体例」を交えながら、参加者の本音を引き出すアンケート設計のポイントを分かりやすく解説します!

目次

すぐに使える! 効果的な質問の作り方

すぐに使える! 効果的な質問の作り方

アンケートの成功には『シンプルさ』が鍵です。シンプルな質問形式は回答しやすく、顧客の率直な意見を引き出すのに効果的です。
一方、質問が複雑すぎたり、回答が面倒であったりすると、多くの顧客は回答を途中でやめてしまったり、早く終わらせるためにいい加減に回答してしまう可能性が高まってしまいます。
アンケートを作る際には、具体的に以下のポイントを押さえると良いでしょう!

1.具体的な質問をする
「今回のセミナーは良かったですか?」では、YES・NOの回答しか得られず、運営側にとって役立つ情報が少なくなってしまいます。「何が良かったのか?」「どこを改善すれば良いのか?」を知るために、質問を具体的にしましょう。

💡 例:
 ❌「今回のセミナーは良かったですか?」(YES・NOしか答えられない)
 ⭕「今回のセミナーで特に役に立ったポイントを教えてください。」(具体的な内容が得られる)
   「もっと詳しく知りたかった内容は何ですか?」(次回のセミナーに活かせる)

🎯 実践のコツ
 ・「どの点が」 や 「何が」 という言葉を使うと、具体的な回答が得やすい!
 ・「3つ挙げてください」 などの指定をすると、より詳細な情報が集まりやすい!

2.自由記述欄を設ける
選択式の質問だけでは、運営側が想定していない貴重な気付きや、新たなニーズを把握することが難しくなります。 そのため、自由に記述できるスペースを設けるのがポイントです。

💡 例:
 ・ 「セミナー全体を通じて感じたこと、気づいたことを自由にご記入ください。」
 ・ 「改善点があれば教えてください。」

🎯 実践のコツ
 ・「気軽にご意見をお寄せください!」と添えると、回答しやすくなる
 ・「匿名でもOK!」にすると、率直な意見が集まりやすい

📌 自由記述の回答例
 ・「実際の事例がもっと欲しい」 → 次回は成功事例を増やす!
 ・「講師の話すスピードが少し速かった」 → 資料を事前配布し、理解しやすくする!

3.行動変容につながる質問を加える
セミナー後に学びを行動に移してもらうためには、具体的な活用方法を考えてもらう質問を加えることが効果的です。

💡例:
 ・「今回学んだことを、明日からどのように活用しますか?」
 ・「この内容を活かすために、どんなサポートがあると嬉しいですか?」

🎯 実践のコツ
 ・「できるだけ具体的に書いてください!」と補足すると、回答がより明確になる
 ・後日、フォローメールで「行動できましたか?」と聞くと、実践度がアップ!

📌 回答例
 ・「学んだSNS運用のコツを、さっそく自社アカウントで試してみます!」
   → 次回のセミナーでSNS運用の実践事例を共有すると、さらに有益な学びにつながる!

まとめ

オンラインセミナー後のアンケートは、参加者の率直な意見を収集し、次回のセミナーをより良いものにするための貴重な手段です。
適切なフィードバックを得るためには、曖昧な質問ではなく、具体的な設問を用意することや、自由記述欄を設けることで、運営側が想定していなかった新たなニーズやアイデアを発掘できる可能性があります。さらに、「この学びをどう活かしますか?」といった行動変容を促す質問を加えることで、参加者自身の学びの定着度を高めることができます。
次回のセミナーをより有意義なものにするために、アンケートの設計を工夫し、参加者の声を最大限に活用していきましょう!

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